就職して4年目
こんにちは。
久しぶりにブログを書いています。
いきなりですが、卒業してからの自分の姿ってイメージ通りになっていますか?
腐ってニートになってないですか?
自分の就活と卒後とを振り返りつつ、少しまとめてみたいと思います。
大学1年
小動物臨床に漠然と憧れを抱く。夏に動物病院に実習に行き、現場を見て将来小動物獣医師になりたいと思う。
大学2年
動物病院に実習に行く。中規模病院に実習に行き、大きい病院は向いてないよと言われて絶望する。
大学3年
夏に公務員インターンに行く。ジメジメして暗いイメージしか得なかったためナシだなってなった。
大学4年
倫理的な面で大動物獣医師に少し憧れを抱くが、田舎は無理だとなりやめた。小動物動物病院に実習に行き、これしかないかと腹をくくって就職の方向を決める。CBTは合格した。
大学5年
色々と悩んだ末にうさぎ臨床というニッチな分野に光を見出して就職説明会でうさきが診れる病院を探す。大学近くのところがあったため就職を含めて5年後期に就職内々定をもらう。
大学6年
周りも就職を決める中、将来のワクワク感で胸がいっぱいになる。国試は色々あり合格した。
社会人1年
入社3ヶ月で入社前に言われていた事と違い辛くなり、社会人になったというストレスと共に限界を迎えて退職する。食品会社や保険会社など色々と就職を考えたがとある獣医さんに小動物楽しいよと言われ素直に受け入れて再度小動物臨床を始める。次に入った会社は自由にのびのびと働けたが、院長が昭和の臨床しかやらなかったため臨床的なスキルは死んでいた。入社半年で本院勤務となり、厳しい先輩方に指導していただき臨床スキルは少しずつ伸びていった。
社会人2年
本院で死ぬほど働いた。この会社は固定残業代なのだが、2年目後半の時におかしい事を知り、運良く大手企業から声がかかった事もあり3年目を皮切りに転職した。
社会人3年目
大手企業で法律に則り働いた。勤務時間はそこまで変わらなかったが、残業代がきちんと出るとこんなに給料に差が出るのかとびっくりした。勤務体系がコロコロと変わったため体調が不安定だったが、どうにか頑張った。
社会人4年目
5月に体調を崩して安定したシフトにしてもらった。診療内科に行き適応障害と言われて、追加検査でADHDと診断を受けて投薬を開始した。正直言ってここ一年は勉強のやる気は起こらないし、たまーに意味なく死にたくなるし、今の仕事を辞めたいなと思う事は多々あるけど今までと同じく逃げるだけだと思い、耐えた先に何かあると信じて踏ん張っている。
仮に自分が獣医師免許持ってなかったら何になってたのかなと最近考える。
食品会社に入って営業周り?商品開発?
薬のMR?事務職?ブルーワーカー?
今からでも転職して新世界を見るのも悪くないが、今の世界も好きなので悩ましいトコロ。
あと一年悩んで出た答えで5年目は生きていこうと思う。
就活
自分は入学から小動物臨床に進むつもりで就活をしていました。1年から現場を見て、失敗をしない就職をしたいなと考えていました。就職説明会は開催される度に参加していました。多分1位2位を争うレベルです。飲み会も可能な限り参加していました。その結果色々とお知り合いになることが出来て、自分の求める動物病院像が決まって行きました。以下は就活の経緯です。
2013一年
地元A動物病院に実習。ワンマンだった。小動物と経営の現実を知る。
2014二年
地元B動物病院に実習。獣医師が多い大規模病院。新人には仕事が回って来るのが遅そうと思った。
2015三年
気分を変えて公務員にインターン。書類よ整理、数字の打ち込み、なんたらの授与式とか。お金が良くてもこの仕事を一生やるのは嫌だなと思った。
2016四年
地元の動物病院Bに実習。前回と同じ大規模のところ。先生方は好きだけど、やっぱ新人は息がし辛そうだった。
2017五年
名古屋の動物病院Cに実習。色々とカオスで楽しかった。ここの院長みたいな人生を過ごしたいと思った。
札幌の動物病院Dに実習。やりたいことが見つかったのと、規模が気に入った。
地元動物病院Eに実習。ワンマンだったが、圧倒的特徴があって集客に成功していた。
札幌のF動物病院に実習。あの規模で色々な施設を持っていて羨ましいと思ったが、看護師がオペのサポート中マスクをつけていないのに喋っているのを見て無理だと思った。
2018六年
札幌の動物病院Dに実習。前回良いなと思ったため、就職を前提に実習させてもらった。
地元の動物病院Gに実習。全国的に有名な院長がいるところで、画期的なことをやっていたので、就職が決まってるが見たいと打診したところ、快諾してくださったので行った。連携が取れてたり、新人指導もきっちりしていて好印象だった。
以上就活歴です。
全ての病院では3日間実習を行いました。3日目になると空気みたいになって自然な病院の空気を感じられるから3日行くべきです。
これらの病院に実習することで就職する条件を以下のように絞ることができました。
・中規模病院
・ある程度特化した分野ある
・空気が緩すぎない
・学会に出てる
・経営がギリギリじゃない
・病院の知名度が高め
・病院のある地域が好き
・給料が低すぎない
それを全部満たしているのが、今回内定を頂いた病院様です。
小動物業界は厳しいですが、自分の希望の条件を見つけるためにもたくさん実習して見極めてください。
国試忘備録7
忘備録7は前日の過ごし方と当日の流れです。
僕は1週間前にインフルになって、誰かにうつしたくなかったので、ずっとひとりで過ごしました。
国試前日は、普段通りに過ごそうと心がけました。ホテルに泊まったのでチェックインして、近くのカフェに行って勉強しました。そして月曜日だったので、ちゃんとジャンプを立ち読みして、しゃべくり007見てから寝ました。
1日目です。
8:50までに着席で、最初に国試について説明がありました。
9時過ぎまで資料はしまわなくて大丈夫でした。
9:10にスマホのチェックがはじまって、スマホは机の上の茶封筒に入れて出しっぱになってました。インフルエンザだったこともあり、ティッシュペーパーとマスクを机の上に出しました。チェックも入りました。あと、特別に咳が止まらなくので途中で飲み物を飲みたいと申請したら、カバンから出しといて、別室で飲むのなら可能と言われ、従いました。
9:20に冊子を配られて、名前と受験番号を書きました。
行うのはA問題で、11:30までです。
昼休み30分とトイレ休憩30分を挟んで、12:30に次のテストの用意です。次も同様の流れでした。
行うのは必須問題で、13:50までです。
30分のトイレ休憩を挟み、14:20から次のテストの用意が始まりました。流れは一緒です。
行うのはB問題で、16:50までです。
1日目は割と遅くまでやって、疲れるので軽く勉強して寝ましょう。自分みたいに美味しいラーメンを探しに2時間くらい徘徊しないようにしましょう。魚介が効いた美味しい醤油ラーメンでした。帰ってからは夜中まで答え探しつつ自己採点して寝不足になりました。
2日目です。9:00までに着席で、1日目同様に説明とスマホ回収があります。9:05まで呟やけてたので、そこら辺で封筒にしまうと思います。1日目同様、9:30開始です。
行うのはC問題で、11:30までです。
昼休みは12:30までです。同様に説明を受け、13:00開始です。
行うのはD問題で、15:00までです。
毎回1時間くらい余るので、見直しとマークミスを見たら終わった瞬間何をするのかと、春休みの予定と今地震きたらどうする?みたいな妄想を永遠と繰り返します。僕はそこでブログかこーって考えてました。
終わったら終わりです。落ちても受かってても終わりです。終わりです。この感覚は忘れないと思います。
合格点に達すればみんな受かる国試なので、諦めず勉強しましょう。
国試忘備録6
忘備録6は国試の仕組みと攻略法です。
獣医師国家試験は
必須問題
文章を見て解答を選ぶAB問題
問題文と画像を見て解くCD問題
があります。
必須問題は、受験でいう足切りみたいなものです。内容は簡単ですが、このテストのみで7割取らないと他のテストがどんなに良くても通りません。実は最も緊張するテストです。
AB問題は五択にある文章、単語のうち解答を選ぶ問題です。なんか出題分類されているらしいのですが、自分はあんまり気にした事がありません。Aは簡単め、Bは難しめで、臨床が結構聞かれるイメージです。
C問題は1枚の画像につき1問、D問題は1枚の画像につき2問を見て、器具の名前や、病気の名前、治療法を答えるという問題です。難易度はピンキリありますが、普段からちゃんと画像を見ながら勉強していると簡単なものが多いです。
こう見るとめちゃくちゃ勉強しなきゃいけないのじゃないかと思うんですけど、裏技があります。
それは、得意科目と捨て科目をつくろー!です。
要は必須以外のABCDは合計280問中168問合ってればいいので、よく出る科目と好きな科目で8割近くとって、普通の科目を6割とって、苦手な科目は4割程度で大丈夫ということです。
科目によって出題される問題数はほぼ決まっています。
小動物臨床が全体の25%
微生物伝染病が全体の11%
寄生虫、薬理、生理、病理、大動物、繁殖、公衆衛生、衛生、組織解剖、倫理法規が6%前後
魚病学が2%
実験動物、放射、生化学、毒性が1%以下
※1 必須含めてます。
※2 範囲は割と適当なので自分で見てみてください。
こんな感じなので、自分の好きな分野を選んでください。勉強量も減りますし、クオリティーも増しますし、不安も減ります。
自分は小動物臨床、薬理、微生物伝染病、寄生虫に力を入れて、他は割とてきとーにやりました。なので衛生範囲は連続8問ミスとかあったのですが、予定通り合格できました。
小動物のテクニックは、どの病気にも好発種、出やすい年齢が存在するので、それを意識して覚えれば一瞬で解ける問題が結構あります。後、犬で口の癌って聞かれたら悪性黒色腫か扁平上皮癌だよねとか、猫はこの病気ならねーよみたいなのも多く存在するので、気にして覚えましょう。
微生物系のテクニックは、細かく病気を覚えるのではなく、何系の病気か、鑑別診断で比べるのはどれか、感染方法は何か、何と一緒にワクチンを打つか、何か特殊な検査方法を使わないか等を表、ゴロで覚えましょう。
薬理は出る薬は限られてるので、とりあえずコアカリになってる薬はパッと見て作用と作用部位を言えるようにしましょう。
国家試験は戦略で勝てるので、是非頑張ってください。
国試忘備録4
忘備録4は自己採点です。
出どころ不明の国試の回答を手に入れ、丸つけしました。
今年は5chで有志の回答速報が出ませんでした。
必須 44/50 88%
A問題 59/80 73%
B問題 49/80 61%
C問題 42/60 70%
D問題 39/60 65%
トータル
189/280 67.5%
必須は合格、全体も合格でした。
インフルエンザ上がりにしてはよく取れた方だと思います。
国家試験は60%取れれば合格なので、目標として65ー70%として、力を入れる科目を絞って、本当に基本的なことだけ勉強しました。67%という低い点数でしたが、科目別では力を入れた臨床分野がほとんど合っていて、逆に手を抜いた衛生分野がほとんど間違っていたため、予定通りなので良しとしました。
全体的な感想としては、これが出たらこのキーワードって言う問題が多かったです。あまり引っ掛けみたいなのはみられませんでした。『これは何年度から何年度の とある病気の発生件数のグラフである』 みたいな数字を知らないと解けない問題がちらほら出ててぼろっカスでした。後、例年に比べて馬の問題が多かったです。植物の画像問題は簡単でした。
とにかく無事合格したので、獣医にはなれそうです。
お疲れ様でした。