元獣医学生のブログ

獣医学生による知識のアウトプットと考えたことを書いていきます。よかったら読んでください。

国試忘備録6

忘備録6は国試の仕組みと攻略法です。

 

獣医師国家試験は

 

必須問題

文章を見て解答を選ぶAB問題

問題文と画像を見て解くCD問題

 

があります。

 

必須問題は、受験でいう足切りみたいなものです。内容は簡単ですが、このテストのみで7割取らないと他のテストがどんなに良くても通りません。実は最も緊張するテストです。

 

AB問題は五択にある文章、単語のうち解答を選ぶ問題です。なんか出題分類されているらしいのですが、自分はあんまり気にした事がありません。Aは簡単め、Bは難しめで、臨床が結構聞かれるイメージです。

 

C問題は1枚の画像につき1問、D問題は1枚の画像につき2問を見て、器具の名前や、病気の名前、治療法を答えるという問題です。難易度はピンキリありますが、普段からちゃんと画像を見ながら勉強していると簡単なものが多いです。

 

こう見るとめちゃくちゃ勉強しなきゃいけないのじゃないかと思うんですけど、裏技があります。

それは、得意科目と捨て科目をつくろー!です。

要は必須以外のABCDは合計280問中168問合ってればいいので、よく出る科目と好きな科目で8割近くとって、普通の科目を6割とって、苦手な科目は4割程度で大丈夫ということです。

 

科目によって出題される問題数はほぼ決まっています。

 

小動物臨床が全体の25%

微生物伝染病が全体の11%

寄生虫、薬理、生理、病理、大動物、繁殖、公衆衛生、衛生、組織解剖、倫理法規が6%前後

魚病学が2%

実験動物、放射、生化学、毒性が1%以下

 

※1 必須含めてます。

※2 範囲は割と適当なので自分で見てみてください。

 

こんな感じなので、自分の好きな分野を選んでください。勉強量も減りますし、クオリティーも増しますし、不安も減ります。

自分は小動物臨床、薬理、微生物伝染病、寄生虫に力を入れて、他は割とてきとーにやりました。なので衛生範囲は連続8問ミスとかあったのですが、予定通り合格できました。

 

小動物のテクニックは、どの病気にも好発種、出やすい年齢が存在するので、それを意識して覚えれば一瞬で解ける問題が結構あります。後、犬で口の癌って聞かれたら悪性黒色腫か扁平上皮癌だよねとか、猫はこの病気ならねーよみたいなのも多く存在するので、気にして覚えましょう。

微生物系のテクニックは、細かく病気を覚えるのではなく、何系の病気か、鑑別診断で比べるのはどれか、感染方法は何か、何と一緒にワクチンを打つか、何か特殊な検査方法を使わないか等を表、ゴロで覚えましょう。

薬理は出る薬は限られてるので、とりあえずコアカリになってる薬はパッと見て作用と作用部位を言えるようにしましょう。

 

国家試験は戦略で勝てるので、是非頑張ってください。